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【外務省発表】日本とシンガポールでのビジネストラックが遂に開始!

【再更新】ビジネストラックで日本に行ってきました!

(2021年2月1日更新)

2020年8月に茂木外相がシンガポールを訪問し、9月を目標に日本初となるビジネス目的での二国間渡航を促進する「ビジネストラック」の合意を発表しました。

その後9月に入り18日からの運用開始の発表後、9月17日にプログラムの手続きを含めた運用の詳細が出ました。

2020年12月にシンガポールー日本間でのビジネストラック運用の一時停止が発表されました。日本で急増する感染者すうに対し、日本政府が緊急対応策として海外からの外国人の渡航を原則禁止となりました。これに伴い、Reciprocal Green Laneの相互協定が満たされないことからシンガポール政府の今回の停止措置となりました。

現時点で再開の目処は立っていません。

下記の記事は2020年10月時点でのビジネストラック運用に関しての記事となります。今後、両国間のビジネストラックが再開した時、恐らく似たような運用方法が用いられると思いますので、継続して掲載します。

【更新】遂にビジネストラックでシンガポールから日本へ入国してきました。チャンギ空港から羽田空港までの動画はこちら

プロセスの変更点としては、2020年11月1日からシンガポールから日本へのビジネストラックでの入国の際、日本側での到着時PCR検査が免除されました。ですので、入国審査前の書類チェックを済ませた後、待機時間なく税関を通って外へ出ることができます。

2020年11月23日から
【水際措置の強化についてのシンガポール保健省(Ministry of Health)発表】

11月22日23:59以降の到着便で日本からシンガポールに戻られる場合、ビジネストラック利用者にこれまで免除されていた指定施設でのStay Home Notice(外出禁止措置、費用自己負担=SGD2000)及びSHN終了前の検査の受検(費用自己負担=SGD200前後)が義務化されます。本発表以前にシンガポールを出発されている場合でも、シンガポール到着時に空港で検査を受検して陰性であってもこれらは免除されません(検査の受検は無用)。SHN施設については、到着時に指定されます。

こちらのシンガポール政府のSafeTravelのサイト、16番に記載があります。

実際の渡航の感想やまとめはこちら、「シンガポールー日本をビジネストラックで行ってみた

【まとめ】ビジネストラックは東京・大阪近郊限定

結論として、日本人(あるいは日本国籍保持者)としてシンガポールから日本、日本からシンガポールへの渡航はビジネストラックでもかなり制限されます。その理由は・・・

  • シンガポール居住者がシンガポールから日本へ来た場合、及び日本居住者がシンガポール出張後日本に戻ってきた場合、日本到着後2週間は日本でタクシー、飛行機を含め公共の交通機関を使用できない。(シンガポール滞在中はタクシーやGrabは使える。)
  • 到着は成田、羽田、関空の3空港に限定
  • シンガポール居住者がシンガポールから日本へビジネストラックで行き、シンガポールに戻ってきた時、チャンギ空港でのPCR検査が陰性、大使館からのカバーレターがあれば2週間の隔離(Stay Home Notice)が免除となる。
  • 渡航前に提出する旅程に従い、それ以外の場所には基本行けない。もし感染して旅程から外れているのがわかった場合、申請した会社が今後ビジネストラックを使えなくなる、また企業名を公表されるかもしれない。
  • 旅程は日本の外務省のテンプレート、「本邦活動計画書」を使う。=顧客などの訪問先の詳細のみで、訪問スケジュールは記入する必要はない。
  • 渡航時の旅行保険を含む医療保険への加入があるが、現時点(2020年9月18日)でシンガポールではCOVIDをカバーする旅行保険はない。よって、国民健康保険がなければ特別に民間の保険でカバーできるものがなければ不可能=オンラインでCovidをカバーする旅行保険があるようです(下記詳細)

(2020年9月18日)シンガポール政府のSafe Travelのサイトにおいて(https://safetravel.ica.gov.sg/japan/rgl/faq)、シンガポール居住者でSingapore Reciprocal Laneで日本に短期渡航し、シンガポールに戻ってきた場合、通常の待機命令(Stay Home Notice)が免除される事が書かれています。

以下、サイトからの引用です。

”Returning to Singapore

16. What health measures will I be subject to upon returning to Singapore after my RGL travel?

Singapore-based travellers returning from their travel on the Singapore-Japan RGL will be exempted from the prevailing SHN policy applicable to incoming travellers to Singapore if they”

(2020年9月24日) 旅行保険でCovidをカバーする商品があるようです。

私自身はまだトライしたことはないのですが、INSUBUY(https://www.insubuy.com/covid19-travel-insurance/)ではCovid対応の旅行保険を購入可能です。母国設定及び北米を含めるかどうかの選択の後に購入可能です。Covidでの医療費上限はプランによりますが、米ドルで5万ドル上限で1週間の保険で20ドル前後です。

私が購入したのはこのプランです。5日間のプランでUS11.83でした。

2020年9月18日現在、シンガポールから日本へのフライトはANA、JAL、シンガポール航空など全ての便は成田空港もしくは関空への到着となります。よって、東京、大阪近郊以外へ行く必要がある人は、移動手段がプライベートで貸し切ったものでしか移動できません。

私が調べた中で一番安い成田空港から東京近郊への移動方法は予約制の相乗りバスです。予約制の相乗りバスは許可されているので、意外と安く(一人5000円くらい)移動は可能です。参考までにnearMeのサービスはこちらですhttps://app.nearme.jp/airport-shuttle/(注意!)これはバスが予約で満席の際の一人料金ですので、同じバスの乗客が他にいない場合は、ミニバス一台分の料金が請求されるかもしれません。事前に確認したほうが良いです。

【11月更新】

私は今回羽田空港着で帰国し、成田空港からシンガポールへ戻りました。羽田空港到着時はレンタカーを事前予約し、東京駅まで自走で行きました。羽田に早朝着だったので、荷物受け取り後にあるレンタカー受付は人がおらず、カウンターに書いてある電話番号に連絡後、連絡橋を渡ったところにある駐車場一階でレンタカー会社の人のピックアップという流れでした。

小型車(トヨタヴィッツ)で東京駅八重洲口返却で6千円以下なので、タクシーでの料金とほぼ同じです。私は夕方返却でしたので、午前中に帰す場合は更に安いと思います。

ビジネストラックで渡航するための手続き

ここでは日本国籍所有者を前提として書きます。それ以外の人は渡航に必要なビザの申請が別途必要になります。

ここではシンガポールから日本への帰国のプロセスですが、日本からシンガポールへの渡航も基本は同じプロセスです

  • 日本にあるビジターの受け入れ先企業が1)誓約書、2)旅程(本邦活動計画書)を記入、署名し、ビジターに出発前に送付してもらう。
  • 日本渡航前14日間の検温の記録する。=これについては定型フォームはなく、日本入国前に機内で配られる健康申告書に記入する。
  • 誓約書と本邦活動計画書をシンガポール日本大使館に提出し、大使館からビジネストラック利用者であることを証明する「カバーレター」をもらう。

カバーレターをもらうのに日本大使館に行く必要はありません。メールで必要書類を送り、数日でもらえます。メールは以下の書き方に従います(日本国籍者のケース)。本文はこちら。当日申請、当日発行はできません。

表題:[Japanese] Business Track: (Your name)=カッコの中の名前のところだけを自分の名前(英語)で記入、他はそのまま。

本文=下の3つをコピーして、その横に詳細を記入。

  • Name:
  • Contact information:
  • Date of travel:

私の場合は申請後3日ほどでカバーレターを頂きました。

  • 日本在住の人は、シンガポールの現地受入企業からシンガポール政府の「SafeTravel」のサイトでSafe Travel Passを申請。申請はSingpassを使うため、シンガポール在住の者しかできない。
  • シンガポールから出国72時間以内に「SafeTravel」のサイトにあるシンガポール政府認定の病院でPCR検査を受け陰性証明をとる。=シンガポール日本大使館からのカバーレターがないと検査予約ができないので注意。シンガポール政府指定のPCR検査クリニックはこちら。
  • スマホに指定アプリを入れておく:LINE、接触確認アプリ(COCOA)、帰国後14日間のいち情報を記録できる地図アプリ=入国時に空港でチェックされる
  • 日本国内での医療保険(国保があれば問題なし。)=Covidをカバーする旅行保険はこちら
  • 日本についてからはLINEで毎日健康状態の報告
  • 日本からチャンギ空港到着時にチャンギ空港でPCR検査を受け、陰性だと隔離が免除されます。日本でシンガポール帰国前にPCR検査を受ける必要はありません。
  • シンガポール・チャンギ空港に到着後、PCR検査を受ける。事前に予約、支払いをオンラインでしておくと手続きが早くなる。チャンギ空港到着時のPCR検査の予約はこちら

上記の基準を満たさない場合はビジネストラックではなく、通常の日本人の帰国扱いとなり始めの2週間は隔離となります。

COCOA アプリ

COCOAアプリについての厚生労働省のページはこちら

シンガポールで渡される行動追跡のトークン

現実的な運用となるのか

一般の出張者の場合、おそらくSafeTravelPassの申請等の書類関係は問題なくできると思います。一番のハードルはやはり日本における公共交通機関の使用ができないこととです。

シンガポール政府ののSafe Travelサイトでシンガポール居住者のReciprocal Green Laneによる短期日本渡航後、シンガポールでのStay Home Notice免除の措置がとられることから、東京、大阪近郊のビジネスに於いてはコスト的にも(実質シンガポールでのPCR費用200ドルx2回)十分現実的な運用になると思われます。

追記:シンガポール政府指定のPCR検査クリニックですが、値段は一律ではなくSGD150〜200です。クリニックのリストはこちら。チャンギ空港でのPCR検査費用はSGD300です。

シンガポール在住者の出国前PCR検査ですが、クリニックの予約が結構埋まるのが早いため、出発予定の1ヶ月前には大使館からのカバーレターを取得しているくらいの事前準備がおすすめです。シンガポール(再)入国時のチャンギ空港でのPCR検査予約は3週間前からしかオンライン予約ができません。

オンラインでのCovidをカバーする旅行保険も出てきているので、シンガポールが現在Reciprocal Green Laneを結んでいる韓国への渡航も短期ビザさえ取得できれば可能となります。

現時点の問題点は

1)東京、大阪近郊に限られる

多くのビジネストラック利用者は顧客などのビジネス関係者とのミーティングがありますが、移動手段はプライベート・ハイヤーかレンタカーの2つしかありません。また、東北、中部地区、東北地方、中国地方や九州等の東京、大阪から離れている場所へはプライベート機がない限りほぼ無理です。

2)誓約書は現地の一つの会社から発行

シンガポールから日本、あるいは日本からシンガポールへ渡航する際、それぞれの国の受け入れ先企業からの誓約書が必要となります。訪問目的が1社のみの場合は問題ありませんが、もし営業職の方などが複数社の訪問先がある場合、誓約書を発行する会社が出張社の全行程に責任を持つため、誓約書発行社と関係のない訪問先に対しても責任を負うことになります。企業によってはこの点で誓約書発行にひっかかるところが出てくると思われます。(シンガポールから日本渡航の場合、単一旅程において複数の誓約書発行を日本大使館が認めるのかは不明です。日本からシンガポールへの渡航の場合、SafeTravelの申請自体が一社で行われるので不可能です。)

今後の期待:隔離期間の短縮及び移動手段の緩和

シンガポール居住者の帰国後シンガポールでの2週間隔離期間は、6月までは自宅で可能だったのですが、日本での感染者数増加により政府指定場所に変更になりました。ただし、シンガポールは他の感染者数の少ない国とは隔離期間を1週間かつ自宅というのも認めていますので、日本での状況が改善次第、1週間の自宅隔離へと今後変わる可能性はあります。

(追記:2020年9月18日)シンガポール居住者がResiprocal Green Laneにより日本渡航後、シンガポールに戻る場合は通常のStay Home Noticeが免除されます。

正直なところ、シンガポールが他の国と結んでいる「Green Lane」や「Fast Lane」というこのような取り組みは両国間で対等な条件緩和を行うもので、今回日本だけが実質多くのビジネス関係者の渡航を不可能にする「一切の公共の交通機関を禁止」を盛り込んだのが残念です。シンガポールでは到着時、空港でのPCR検査が陰性であればタクシー、Grab (Uberのようなもの)は使用可能です。

今後、1)公共の交通機関使用の緩和(特にタクシー、新幹線と国内線)、2)複数社からの誓約書申請、3) 東京、大阪以外での入国再開、の3点が今後のビジネストラックが「より使える」かどうかのキーになると思われます。

その他詳細

外務省のシンガポールでのビジネストラックについての説明はこちら

シンガポール政府の「SafeTravel」にあるPCR検査指定病院についてはこちら。https://safetravel.ica.gov.sg/pre-departure-test

シンガポールでのSafe Travel Pass申請はこちら。(2021年1月時点で停止中)

チャンギ空港でのPCR検査予約はこちら。https://safetravel.changiairport.com/en.html?source=ca#/

日本人ビジネストラックの誓約書のテンプレートはこちら。(2021年1月時点で停止中)

日本語での旅程(本邦活動計画書)のテンプレートはこちら。(2021年1月時点で停止中)

Googleマップで位置情報を記録するやり方はこちら。https://www.mhlw.go.jp/content/000652555.pdf

Covid対応の旅行保険のサイトはこちら。(私自身も2回買っています)https://www.insubuy.com/covid19-travel-insurance/

  • この記事を書いた人

ななころ

外資系企業で長年グローバル・マーケティングのトップとして勤務後、東南アジア在住で独立。コモディティ・トレーディングとマーケティング・コンサルティングを行う。趣味は筋トレと料理。

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