
ビズメイツはビジネス英語に特化したオンラインコース。受講前に無料でレベルチェックが受けれるのですが、これがなかなかハードルが高いと言われています。
僕はあまり英語に慣れていないんだけども、仕事で英語を使えるようになりたいので評判の良いビズメイツにしようかなぁ。でも、レベルチェックは難しいのかな・・・
心配しなくて大丈夫だよ。レベルは最高5まであるけど、レベルチェックでは8割くらいの人がレベル1か2になるみたい。ネットで見る限りレベル3からのスタートが最高で、レベル4以上から始めた人はまだ聞いたことないよ。
手っ取り早く、結論は以下の通り。
- 8割の人はレベル1か2の判定
- レベルチェックで4以上からスタートした人はほぼゼロ
- プロの翻訳者や海外在住10年以上、外資系企業長期勤務者でもレベル3
- TOEIC700点以下はほぼ間違いなく<=レベル1から
- 各レベルにそれぞれ5ランクあるので、レベル1からでも幅広く対応できる

レベルチェック概要
ビズメイツのレベル体系は以下の通り。
Level | 各レベル終了時対応できること(目安) |
L 1 | 中学レベルの英語を使って、相手に自分の意思を伝えられるようになります。 |
L 2 | 1対1の対話においては、問題なく英語での意思疎通が図れるようになります。 |
L 3 | 共通の目的を持った相手と、英語でコミュニケーションを図りながら、ビジネスを進められるようになります。 |
L 4 | 価値観が異なる相手にうまく働きかけながら、ビジネスを進められるようになります。 |
L 5 | グローバルなビジネス環境においてリーダーシップを発揮し、ビジネスを円滑に進められるようになります。 |
今回の記事では6つの体験談を紹介し、どの程度の英語力でどのレベルに振り分けられているか、それが妥当なのかを検証してみます。
ビズメイツのレベルテストについての過去の記事はこちらです。
ビズメイツのレベルチェックは厳しい?外資歴20年の私が徹底解説!
レベルチェック体験の分析
ケース1:TOEIC720点、独学で英語を勉強している人
結果:レベル1のランクA
自己紹介で自分の住まいや仕事の説明を行い、簡単な会話を行なった。会話中に文章に間違いがあればその都度訂正された。返信されたフィードバック以下の通り。

本人はTOEICの点数も上がって来たので、英語に少し自信を持ち始めていたので、最低レベルの最低ランク評価にかなりショックを受けた模様。
ケース2:外資系10年以上の現役社員
結果:レベル3
テストでは言葉に詰まることもなく、文法も間違いなしだったので、本人は最低でもレベル4はいけると思っていたことから、かなりの精神的ダメージを被った模様。

フィードバックの弱みに「文章自体に抑揚があまりなく、長く話しているとフラットなトーンに聞こえる」とありますが、これは他の上級者がテストを受けた時にも同じようなコメントを受けています。
ケース3:1年間アメリカで語学留学、その後海外事業部や海外で働いた経験あり、業務で現在も英語を使用。TOEIC800点以上
結果:レベル3
質問の内容はケース1と同じく、住まいや会社、英語での強みや目標など自己紹介に関連した会話。

この方は特にレベルの期待値を持っていなかった様なので、レベル3に納得した模様。講師の話すスピードが早かったみたいです。
ケース4:TOEIC990、英検一級、翻訳者
結果:レベル3
この方は独学で英語を勉強し、翻訳者として働かれているプロの方です。質問内容は他のケースの方と同じ自己紹介に関連したものです。

この方は特にレベルの期待値を持っていなかった様なので、レベル3判定にはノーコメント。感想としてはかなりビジネスに特化している、クオリティが他のオンライン英会話と比べてもかなり高い印象を受けたみたいです。
ケース5:ベルリッツでレベル4を終了
結果:レベル2
ケース1の人と同じく、英語学習が波に乗ってきて少し自信をつけてきたところだったので、レベル3くらいを期待していた。但し、実際にレッスンを開始したところ、レベル2でもランクが少し上がると内容が結構難しくなり、レベル2で正解だった。

ケース6:TOEIC975点、海外在住10年以上
結果:レベル3

ビズメイトのレベルチェックは妥当なのか?
結論としては、レベルチェックの判定はかなり主観的かつ根拠にも乏しく、コース振り分けの為の参考程度です。レベルチェックの結果が思っていた物よりも低くても落ち込む必要は全くありません。理由は以下の通り。
- テスト自体は6−10分の自己紹介なので、正しく英語能力を測るにはデータが少なすぎる
- スピーキングとリスニングのみのチェックである
- レベルチェックを受けた人たちの結果とバックグラウンドを見る限り、どれだけ英語ができてもレベル1から3の間で振り分けられる
- TOEIC950点以上、プロの翻訳者、海外在住者でもレベル3A
- 評価者がフィリピン人なので純ネイティブというわけではない
- 紹介したケースの中でも評価コメントが全く同じものがあるので、テンプレートで返事をしている事もある
但し、TOEIC800点レベルの人でもレベル2でもそこそこの難易度と感じる内容なので、レベル1-2に関しては既に基礎ができている人向けの内容になっています。
また、各レベルでのランク及びテーマ設定が豊富であり、難易度も順序立てて構成されているので各人の勉強進度や能力に細かく対応できる仕組みです。

レベルアップの方法
計100個のレッスンを終え、レベルアップテストに合格すると次のレベルになれるという仕組みになっています。
レベルは全部で6、それぞれのレベルで5つのランクがあります。(下図参照)
各ランクは20のテーマで構成されています。
ランクA×20テーマ
ランクB×20テーマ
ランクC×20テーマ
ランクD×20テーマ
ランクE×20テーマ

まとめ
レベルチェックはあくまでもクラス分けのための参考程度なので、思っていたレベルより低くても気にすることはないよ。レベル1-2の教材も難易度はそこそこなので、やる気のある人にはとてもチャレンジングなコースであるのは間違いなし!
そうなんだ。僕は多分レベル1からになりそうだけど、ランクの設定が各レベルにあるみたいだし、テーマも豊富なのでがんばってついて行ってみるよ。
- レベルチェックの判定はかなり主観的かつ根拠にも乏しく、コース振り分けの為の参考程度
- テスト自体は6−10分の自己紹介なので、正しく英語能力を測るにはデータが少なすぎる
- TOEIC950点以上、プロの翻訳者、海外在住者でもレベル3A、レベルチェックで4以上からスタートした人はほぼゼロ
- 紹介したケースの中でも評価コメントが全く同じものがあるので、テンプレートで返事をしている事もある
- 8割の人はレベル1か2の判定、TOEIC700点以下はほぼ間違いなく<=レベル1から
- 各レベルにそれぞれ5ランクあるので、レベル1からでも幅広く対応できる
- 100個のレッスンを終え、レベルアップテストに合格すると次のレベルになれる
- 各レベルでのランク及びテーマ設定が豊富であり、難易度も順序立てて構成されているので各人の勉強進度や能力に細かく対応できる
英語学習については過去記事でも色々な視点からビジネス英語について書いてあります。もし、興味がある人はぜひ見てくださいね。
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